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雑記ブログ

【映画】「舟を編む」の感想 - アニメ版の方がずっとよかった...

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遅ればせながら「舟を編む」の映画版を観ました

映画舟を編むを観ました。

2013年の公開から4年、観たいとおもいつつも機会がなく、先日になってようやくAmazon Primeビデオで観ました。

 

昨年にはフジテレビの深夜のノイタミナ枠でアニメ化されました。

私は、 原作は読んだことがなく、アニメで初めて見ましたが、アニメ版は、主題歌の岡崎体育さんの「潮風」からすごく素敵で、深夜でやっているのがもったいないくらい良いアニメでした。

 

アニメがおもしろかったことをきっかけに、かつて映画も話題になっていたので観てみましたが、アニメの方がずっとおもしろかったです。

 

同じ人気小説の映画化、アニメ化ですが、深夜アニメの方が大々的に公開された映画よりもずっとおもしろいのですから、やはり日本は映画よりアニメの国だと思いました。

 

 

キャスティングに違和感

映画「舟を編む」を観て、私が最も気になったのは、キャスティングです。

主人公の馬締役の松田龍平さんも、香具矢役の宮崎あおいさんも、西岡役のオダギリジョーさんも、岸辺役の黒木華さんも、みんなしっくりきませんでした。

 

この作品で松田龍平さんが日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞されているのは、あまり納得できません。

私から見れば、馬締というキャラクターを過剰に表現しているように見えました。

 

派手なキャラクターの西岡も、オダギリジョーさんではなかったと思います。

オダギリジョーさんが同じ出版社の社員を演じた作品でも、昨年のTBSのドラマ「重版出来!」(2016年)の副編集長役の方がずっとはまり役でした。

 

ファッション誌から辞書編集部に移ってきた岸辺役の黒木華さんも、ファッションに明るい感じのキャラクターには見えませんでした。

 

アニメ版では、馬締でも西岡でも岸辺でも、もっと魅力的なキャラクターに見えていただけに、全体的に無理があったキャスティングに思えました。

 

全体的に暗い

映画を通しての画の暗さも気になりました。

アニメ版は、主題歌の「潮風」の楽しいリズムに特徴づけられるように、辞書作りの奮闘がもっと前向きかつ朗らかに描かれていたように感じました。

映画版は、アニメ版よりずっと画が暗く、作品のテンポもいくらかゆっくりと落ち着いていたように感じました。

 

この映画は配給が松竹ですが、まさに松竹といった感じの画面のトーンでした。

 

 

そのほかの感想

馬締が恋文を渡すシーンも、アニメ版の方がずっと奥ゆかしさがありました。

アニメから先に観た私には香具矢役の宮崎あおいさんが馬締役の松田龍平さんに怒っている理由がわかりませんでした。

 

 

この作品は、第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、また、石井裕也監督が最優秀監督賞を、松田龍平さんが最優秀主演男優賞を、また最優秀脚本賞など計6冠に輝きました。

しかし、作品賞のノミネートに是枝裕和監督の「そして父になる」がありますが、こちらの方が作品賞にふさわしいというのが、両作品を比較しての私の感想です。

 

おわりに

ここまで、映画版「舟を編む」を酷評してしまいましたが、ストーリーはおもしろいと思います。

作品の暗い雰囲気も、映画の高級感というか、格式を高める効果はあったのだろうと思います。

 

決して悪い作品だとは思いませんが、過大評価である印象を強く感じました。

 

逆にアニメ版を皆さんに観てほしいと思います。

 

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