appreciation of the sun

雑記ブログ

「あはれ今年の秋もいぬめり」

今日で11月も終わりです。
ここ一週間はたいへんに寒い日が続きました。
日に日にイルミネーションで彩られた街が増えています。

 



「あはれ今年の秋もいぬめり」


「ああ、今年も秋が過ぎ去ってしまうようだ」
みたいな感じです。

「去(い)ぬ」は「去る」「時間が過ぎる」という意味です。
「めり」は推定の助動詞で、「~のようだ」と訳します。

元は千載和歌集の藤原基俊の
「契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋も去ぬめり」
という歌です。

上の句からするにどうやらこの歌は季節の移ろいを儚く詠んだ歌ではなさそうですが、最近この下の句を思って秋の終わりを肌で感じていました。
美しい日本語だと思います。


高校時代、古文の単語帳で単語を憶えるのと併せて、言い回しがきれいだなと思うような例文や表現をチェックしていました。
古典から学ぶことで自分の日本語を洗練できます。


日本語を尊べばこそ、外国語も必要に応じて受け入れます。
本ブログのタイトルである"appreciation of the sun"の"appreciate"に一対一で対応する日本語はないと思います。
辞書をひくと、「正しく評価する」「(芸術などを)鑑賞する」「味わう」「感謝する」などの意味があります。
日本語の情緒的な「あはれ」と理知的な「をかし」のどちらの感動も入ってるように見えます。好きな英単語です。

日本語で"appreciation of the sun"を表すとすると、私なら「太陽のあはれ」としたいですが、意図したニュアンスとは異なる気がします。
日本語にしたかったですが英語を使いました。



最後に、スペイン語を使って今日の気持ちを表します。
昨日にAdiós. (さようなら)、今日に Gracias. (ありがとう)、明日に ¡Vamos! (行こう!)


ありがとうございました。2015-11-30

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