appreciation of the sun

雑記ブログ

【映画】「バクマン。」 - 結果として映像化してよかった

週刊少年ジャンプの人気漫画『バクマン。』が今年映画化されました。

原作のコミックスを集めている私は、公開を楽しみにし、劇場で観ました。

f:id:sol-tokiota:20170316221901j:plain

 

映像がかっこいい

漫画家同士の競争関係を、アクションシーンで描くという映像ならではの演出は、原作と差別化する素晴らしい発想だと思いました。


エンドロールも、凝った映像とサカナクションの『新宝島』によってかっこいい映像でした。

 

ヒットした漫画の単なる映像化というのとは異なる、映画ならではの画作りに挑戦していたのは、とても好印象でした。

 

キャスティングは一長一短 

主役の佐藤健さんと神木隆之介さんは、単純にキャスティングが逆だと思いました。

このキャスティングが敢えてなされたものであることはわかりますが、この違和感を克服するだけのものは得られませんでした。

 

リリー・フランキーさんや山田孝之さんといった、天才的な演技力を持った役者が華を添えているのはよかったです。

 

 

漫画の方がおもしろい

映画もよかったのですが、原作のコミックスを買い集めている私としては、原作の方がずっとおもしろく感じました。

 

しかし、映像化したことは成功だったと思います。

 

 

映像化してよかったというのは、興行収入や観客動員の点だけでなく、出版への貢献の点で思います。

 

映画化のヒットは権利収入だけに留まりません。

コミックスの顧客層でない層にも到達するので、原作の売上が伸長します。

 

元の出版の立場からみれば、映画化は、稼ぎながら広告するようなものなので、映像化の成功は出版を救うことにもなります。

 

加えて、映画版より漫画原作の方がおもしろいので、映画を観ておもしろく感じて原作を購入した人はよりおもしろい経験ができます

 

インターネット全盛の時代にあって、出版は厳しい環境にあり、「デジタル・ファースト」といって、紙媒体に優先してインターネット上の公開がなされることも増えました。

 

バクマン。』の実写映画化は、出版社に映像化の利益をもたらし、さらに原作の売上を刺激し、かつ消費者にさらにおもしろい経験を与えるという三重の成功をおさめたと思います